ある日の戯れ言 
guchi_k

俺は 生きているのか?
いや 世界は本当なのか?

ニャ−オ ニャ−オ ネコさんがいるよ ニャ−オ ニャ−オ こっちを向いてよ〜
メェ−メェ− ヤギさんもいるお メェ−メェ− 応えてくれたよ!
いや!そいつは羊だ!俺に その毛をくれたやつだ! ンモーンモー

一瞬、目を離したら、世界は無くなりそうだ!
俺も消えてしまいそう
いや、その方が 世界はスッキリするかもよ
むしろ、俺は新しい世界を創るのだ!
いやいや、そのまま 無に帰するかもしれないぞ!

ネズミさんが好き! その次は、ネコさん! その次は?

ひたすらに作業している 何か気が遠くなりそうだ
ゴロリとひと休み 青い空に心も体も吸い込まれそう!
空がきれいで、雲がきれい それだけで幸せだ!
心地よい風が吹き 心にも安らぎを与えてくれる!

俺は 何もしなくてよいのか 自分のこと ばっかりだ
世界は何かと大変で、多くの生命が失われ、体傷つき心病む
俺は呑気に生きている
俺は怠け者だ!卑怯者だ!もっと何とかしろ!

僕は 空を飛んでいる 気っ持ちいいな〜 風に流されたり 雲を飛び越えたり
そのまま 宇宙へ飛んで行きたい
風となり 大気となり 宇宙となる 
どこへ行くの? どこへも行かないの?

ケロケロケロケロ カエル君がないている ケロケロケロケロ
カエルさ〜ん、か〜わいいな〜 じっと 空を見つめてる
僕は 単なるカエルさん 楽しげに ただ ないているのが、お似合いさ!
いーや、僕はネズミさん  いやいや僕はネコだから

愛しき人は元気なのか?俺には何もできないのか!

コケ−ッ コッコッコッコッ  コケ−ッ コッコッコッコッ
ニワトリ   3階から飛んでった 
ニワトリ小屋 台風で飛んでった
ニワトリの首 電車で飛んでった
コケ−ッ コッコッコッコッ  コケ−ッ コッコッコッコッ



カメが 瓶に沈んでいる
のっそり 首だけ出してきた
のそっと 体もでてきたぞ!
ゴンロリ ゴロゴロ ころがり出した
ニョッキッと 首だし手足だし のそのそ 大地を踏み締める
おまえは ドジでのろまな カメさ! せいぜい のそのそ 歩いてれば!
それじゃ〜、みんな 手後れさ!何の役にも たちゃしない!

声が 歪んじゃってるよ〜 声が 歪んじゃってるよ〜 エ〜ン エ〜ン エ〜ン エ〜ン

<もののけ姫伝説>おべべが まっかに なっちゃって くろい くさはらを きれいにしたの!
おーおおお!
死に取り憑かれし者 来たりて けものの娘とともに
赤く染まりし衣着て 黒き死の野を浄めけり
おおおお ~! 古き言い伝えはまことであった!

人間は 何をやっている 自分の首を 絞めている
自ら 勝手に滅ぶがいいさ!せいぜい 巻き込まんでくれよ!
きれいさっぱり 消えてくれ!だけども 生命は続いて行く
生命も種も星も宇宙も滅び、また生まれてくるのだ 

やつの姿を求めては 我が魂は 彷徨い続ける
ただただ 恨みつらみの 深まるばかり
真っ暗やみを ひたすらに 奥の奥まで 沈み行く
黒い黒い怨念に 我が身を包み 姿は鬼に 変わり果て 
ひたすら 鬼道を進む のみ 
 
かわいい空の動物達 真っ赤になったり黒くなったり
捕まえて帰って しっかり焼いて 美味しく 食べようじゃないか
いんや〜、そんなことしちまったら、パッと消えてなくなっちまう

さ〜て、終わりにしようじゃないか!
いい加減、戯れ言は止めて、帰ろうじゃないか!
それでは、さようなら!


(Ver.1.1 2003.5.12〜2003.5.28作改詩 <もののけ姫伝説>は「風の谷のナウシカ」の最後の方のおばばのセリフを「もののけ姫」版にしたもの。)


自由詩 ある日の戯れ言  Copyright guchi_k 2007-11-21 19:17:23
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