ほしぞら
umineko

君は
ここでないどこかの街で
どこか遠い高原で
誰かに
抱かれているのだろうか

僕でない誰かの下で
くしゃっと
シーツ
顔をそらせて

それはとても自然なことで

夜行列車が通り過ぎれば
窓は
ただ静寂で

君が小さな声で鳴く
ボクは

ずっと空をみている
  
 


自由詩 ほしぞら Copyright umineko 2004-06-11 06:41:22
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