晩秋の星
山崎 風雅

 軽いめまいの横を通り過ぎる晩秋
 人々の装いも移ろい行き
 迫り来る冬をうっすらと感じる

 すました顔をして行く通りの人
 こっそり隠した心の凶器を磨く
 使われることのないことを祈りながら

 ここにいる理由
 それは命の鼓動
 月の光は優しく照らす
 
 緑色は枯草色
 上空で繰り広げられる夢物語
 いずれ辿りつく約束の地まで
 ゆっくり時の船に揺られながら行こうか

 
 一番星見つけた





自由詩 晩秋の星 Copyright 山崎 風雅 2007-11-03 20:09:01
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