ぱちり
玉兎



ぱちり
めを
あけると
どうやら
ねていた

ほんの
ひととき
ゆめもみずに
わたしは
どこへ
いってたのだろう

おきていようとする
じがが
ねむってしまうという
むいしきに
かつことは
かなわなかった

ゆくえふめいの
わたしは
「さがさないでください」と
にくたいだけを
ちじょうに
のこして
あてどもなく
こんやも
さまよっている

ぱちり
ふたたび
めを
あけるまで



自由詩 ぱちり Copyright 玉兎 2004-06-08 23:22:05
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