ただ一度だけ在るものとして
石畑由紀子




とろとろに
燃えている、もう
ひとふき、あとひとふきで
したたる
ぜんぶしたた、る、

そこらじゅうが燃える、
燃える!
次のことを知っているのねそんなにも潔く燃えて、したた、る、



きれいでしょう
コントラスト
自転車で駆けぬける

青い炎

静かに
熱く

ただ一度だけ在るものとして


私は
ここにいる







携帯写真+詩 ただ一度だけ在るものとして Copyright 石畑由紀子 2007-10-24 22:59:01
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