終日
白昼夢

みてごらん
あれが空だよ
そうつぶやいて
私は放物線をえがく

どんなに荒んでしまっても
その運命は変えられない
流れていく景色
夕暮れの空

夏のなごりが残るなか
野焼きのにおいがどこからか
ずっと繰り返す季節で
染まっていく空

すべてが眠りにつくころ
星の瞬きが空に
吹き付ける風は
冬のにおいがした


未詩・独白 終日 Copyright 白昼夢 2007-10-12 13:29:27
notebook Home 戻る  過去 未来