六月病
本木はじめ
ごはんを食べた後
階段を上って部屋へ戻ると
ごはんを食べるために部屋を出て
階段を下る
ごはんは誰かが食べていたので
階段を上って
部屋に戻ると
明かりがつけっぱなしだった
だれかが消し忘れたのだろうか
僕はドアの前でふと考える
もしかしたら僕は
僕なんじゃないだろうか
自由詩
六月病
Copyright
本木はじめ
2004-06-03 22:25:30