葦間さんの旅日記その3
mizu K

2006年8月25日

旅の話

世界遺産になっているしらかみまくり山地にいってみよー
ということで前日にお連れさん方と合流
わいわいやりながらレンタカーで走りました
私は後ろの席でぐうぐう寝てました
運転を担当なさった方々、おつかれさま
しらかみまくり山地といえどもだだっ広く
さて、どこに行きましょうか?
山登る?登りたい?いやむしろ登るぜ!
という感じで
日本キャニオン?なんじゃそりゃ
あ、池があるよー
という感じで
要するに
しらかみまくり山地に行くとは決めていたものの
しらかみまくり山地のどこに行くのかは、はっきり決まっていなかったのでした
結局は遊歩道を行ってみますかー
ブナの原生林もあるしー と決まり


てくてく てくてく


私はちょうちょさんばかりおいかけ
とんぼさんをつかまえ まんぼを川で見つけ
…そんなわけないですね、まんぼ


うひゃー、緑だわー、どこみても緑だはー
あ、ちょうちょ、ちょうちょ
うわー、へんなはっぱ
うひゃー、池があおいよ、きれー
んー、森のかぜ、ここちいいー
と てくてく歩いていきますと
「登山口」があり
ここで山登り隊はおっしゃーいくぜー
と一部サンダル履きの無謀なツワモノをふくめ
むぼーな登山開始
一部は途中でひーこらばてまして途中下山(私含む
とりあえず山登り隊が帰還するまで
森の木々とたわむれるフェアリーごっことか
池のほとりでファースト写真集撮影会とか
森のくまさんと出会い頭ににらめっことか
アカショウビン捕獲ツアーとか
池に石を投げて水鳥に命中させよう会とか
いろいろおばかなことをしながら
山登り隊の遭難を期待しつつ
あらーもう日暮れだわ
風がつめたいねーとかしゃべりながら


「ひろしましまとダサいたまからやってきた6名の若者のパーティが
無謀にも軽装で登山をして一部が遭難
捜索隊100名とヘリ5機、やじうま150名
山火事3ヶ所、ジェット機と戦車、地対空ミサイル
が出動する騒ぎとなりときどき出没する森のくまさんと格闘しながら
夜を徹しての捜索が続いておりますが
発見は困難を極め、谷底で横たわっている3名の若者らしき姿をみた
という不確かな情報も飛び交っており
情報もやや錯綜しておりこの原稿を読んでいるわたくしの頭も錯綜している模様です」


と勝手に連れの3名を殺害したニュースをでっちあげて
けらけら笑いながらすごしておりますと
しばらくしてから
死亡したはずの3名がいちおう無事に帰還して戻ってきました


どうやらさすがに山頂までは行けなかったそうです
膝がかくかく笑っている人もちらほらいらっしゃいました
まあ、山登りしたのも久しぶりでした
マイナスイオンをざばざば浴びて帰った旅です




未詩・独白 葦間さんの旅日記その3 Copyright mizu K 2007-09-28 17:46:50
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