生
城之崎二手次郎
乗っていた飛行機がハイジャックされた。乗客はパラシュートを背に落とされた。多くの人が海に叩きつけられた。空を飛べたのは私を含めて数人だった。この島に降り立ったのは私と美加だけだった。調べたところ無人島のようだった。そこらの木の実を食べた。三日目、面識のないふたりだが、どちらからともなく求めた。彼女には感謝している。こんな私の性欲を満たしてくれて。そして近いうちに、食欲まで満たしてくれることを。
あとがき。
二〇〇字物語第二弾。
散文(批評随筆小説等)
生
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城之崎二手次郎
2004-06-03 20:58:49
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