流星のカケラ
唐草フウ

少年が終る目蓋裏海広げただ泳いでる一人だけの忌避

少女の目覚め真っ先にゆく天の色少し憂いそして嵩ます

あの色がキレイと爪先に段々畑の紅(あか)藍(あい)そして白

踊るのは山林森海空人人さあさあグリンを囲め

恋しくて指噛んで見つづけた陽が溶けて一日俯くまで

ピヤノの乾燥した音がやや冷たい風に乗って往く終日

暗闇を恋しがったり怖がったり秋空より其処は気まぐれ

「もう逢うこともないでしょう」I can't forget the sight.デジャヴが繰り返される季節


短歌 流星のカケラ Copyright 唐草フウ 2007-09-28 07:19:51
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