白夜を (はくやを)
こしごえ

遠方で
黄金の光に透ける
青い羽が
凝視されて
宙に静止している

円らな瞳は
充足感で独り笑み
素手で沈黙を刻みつつ

視界の底から
硬く冷たい足音が
つま先を
いつまでも
絶叫の踵として のぼり続けている
(晴天と晴天を結ぶ 無声音な夏、









自由詩 白夜を (はくやを) Copyright こしごえ 2007-08-09 07:26:43
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