北大路京介



荒んだ感情に とがった心で
向き合えば互いに傷ついていく

しょせん人間はこんなもんだよ
エゴでヒトを傷つけていく

戦のない平和な世界を 望めど叶いそうもない
いつの時代も 戦争や殺人ゲーム嗜好者がいるもんです

自分と同じ人間ってやつを
もっと愛したい 信じたいと思っても
  脆く儚く裏切られて 落ち込んで泣いてしまう

なんども呆れた人間ってやつを
 まだ愛したいと まだ信じたいと思うのは
  なんか欠けてんのかな 足りないのかなぁ


恋が破れても 夢が破れても
また恋をしたい 夢を見たいと思うように
痛もうが悔やもうが 繰り返す 繰り返していく

病んだ砂漠に水を撒いて花を咲かせる優しさや
寒く凍えた日に飲みたいココアの温かさや甘さが欲しい

他人の気持ちを解ろうとしない そんな奴が誰かを愛せてんのか
誰もが自分を可愛いのは分かるけど それ以上の許容量を持ちたい

いくども呆れた人間ってやつを
 まだ愛したいと まだ信じたいと思うのは
  なんか欠けてんのかな 足りないのかなぁ



自由詩Copyright 北大路京介 2007-07-31 00:42:57
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さよならジュリエット