パントマイム
狩心

千手観音から千手観音へ極まった穴ブルー国府
穴ブルー国府から穴ブルー国府へ極まった千手観音
俺達の先進が致命的に音階を上げる
韋駄天 瓦割の名手 または 釣り人の名手 その横に 熊と格闘する鮭の群れ
大きな鯨 魚介類の全滅 お腹の中に冷え切った喉飴と 溢れんばかりの肉体肉体肉体
ジッパーは下げた 俺達のジッパーはどこへ行った
途中で引っ掛かって破壊して透明になって消えた あの歌が聴こえてくる
脱線解体処理 蟻地獄と共に和解 爪先と指先が繋がって無限ループの徘徊
無限ループの徘徊から指先と爪先が伸びきって和解した 蟻地獄と共に解体処理 脱線の最中
雛鳥が甘い梅を落として行った その歩行姿に
規則的アイディアを忘れ去った その企業の元に
雷音 または 血痛 邪軽 それら四足歩行の為に麻酔銃を開け放った窓辺から
今は深い思い出の淵に寄り添って点火された 美人の 強迫染みた掛け声を射殺しろ

充分に温められた電子レンジを温めたのは電子レンジだったあの日はボルト
1つ抜け落ちていた窓辺の 窓がガタンガタン 今にも外れて落下しそうだったあの世
神の祈り その言葉の嘘s 上下が逆様になる 切り離した作業空間は宇宙の彼方へ
つまり 無音の世界へ その言葉の嘘s 今にも外れて落下しそうだったあの世
終わらせたらそこでお前の限界が来たお前の限界が来た
病院のベッドはイルミネーション 地面が灼熱の太陽
四角い升目が連動する 凸の上に乗せられた生物達と 凹の溝で沸騰する液体の祭り
柔術 ライン下りから酸素の化学結合 息を止めて口だけを動かして
何かを伝えようとしていた 自分の為ではなく 愛する自分以外の未来の希望に
焼け爛れた娼婦の死体が届けられた 私はそれを抱いて永遠に眠る子供達の姿を
二千七年 この日本で見た


自由詩 パントマイム Copyright 狩心 2007-07-22 10:30:35
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