内なるコエ1
相良ゆう

わたしと働く人たちから
わたしは能力がある
仕事ができると
評価してもらえたら
わたしはきっと大丈夫だ


わたしにとっての最悪の状態を
一度経験しているから
わたしは他のどんな状態も
乗り切ることができるだろう


人に認められるとは
まず存在を認められること
次に能力を認められること
そして仲間として認められること
さらに敵として認められること
愛の対象として認められること
憎しみの対象として認められること

最期に悪魔として神として認められること


どうでもいいものとして
存在そのものを無視されるよりは
敵としてや憎しみの対象としてでも
存在を認められたほうが
人間扱いされているぶんだけ
ある程度はマシなのかもしれない

そんなことを考えているあなたは
間違いなく人間です
葦は葦として在ればよいのであって
他のものに認められる必要などない

存在は無視しようとされようと
そんなことは関係なく存在しているんだ
存在している限りは
無視しようとされようと
どこかで誰かに認められているのだ

気にしなくていいことを気にするな

自分のおもい通りに認められようなんてするから
損得勘定ばかりで世界を解釈しているから
余計なことで気に病むのだ



はい すいませんでした。。。


未詩・独白 内なるコエ1 Copyright 相良ゆう 2007-06-28 01:30:41
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