東京
水町綜助

建築物の皮膚が

剥がれていく隙間に

君の片目が見えたら

棘を映しこんでいるから

真っ白になるまで燃やそう

それは緑色で 右か左か

どちらの目なのかわからない内にも

僕が町に出る合図だから


自由詩 東京 Copyright 水町綜助 2007-06-26 10:10:39
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