蛍夜
唐草フウ


見えないカルピスがながれていたの
日曜日のよるに
へやを暗、く・して
どうしてもそれが
ほたるのようで

やんわりと
灯し、宛てる
どこかに飛んでいきそうな
空のおしり
ぼくはそれを
寝っころがってみていたよ

欲をいえば
そのひかりのしたで
あいしあうことをしたい、なんて
ながれるカルピスがすぎたら
目に映るレモンドロップ
うそでもそう
惑いねがった


自由詩 蛍夜 Copyright 唐草フウ 2007-06-26 08:09:17
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