夏のロウソク
ぽえむ君

夜になっても暑さが残る
冷房のない自分の部屋で
ロウソクが一本転がっている
なぜそこにあるのか
何一つとして思い出せない
よくわからないまま
火をつけてみる
小皿に固定して電気を消した

真っ暗の部屋の中で
炎がゆらゆら
暑いはずだが部屋はひんやりとした
夏の涼しさというものは
こういうものが本当なのかもしれない


自由詩 夏のロウソク Copyright ぽえむ君 2007-06-21 23:41:31
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