呼吸鎖
ポッケ
もやもやの部屋で
肌をなでる波が
どこからか
どこからも
乱反射して
届いては返す
風のように
耳を目をさらう
探す必要もないみたいに
あなたは届き続けていた
すべらかな感触をして
あなたという要素が
靄のなかに拡散し
ふわりと肌をふるわせる
尽きない鎖の中で
あなたとわたし
在ることを知った
自由詩
呼吸鎖
Copyright
ポッケ
2007-06-20 17:40:55
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