ふるる

いとしいあなたの指
夜風はやさしく撫でる
小船は浮く

あなたは帆になりゆく
街の明かりはまだ
眠らないで見てる

星は咲き乱れ ほら
あなたの髪に降り注ぐ

これからふたりできっと
誰も知らない歌
見つけて放とう
空へ


夜と星たちの歌
あなたは歌う
唇はかぐわしい花

耳をそっとすませてごらん
木の芽も赤ん坊も
あまい夢の中で眠る

浜辺についたら
きれいな貝をあげる

珊瑚や木の実や小鳥
みんな
あなたの歌になる
永遠に



自由詩Copyright ふるる 2007-06-20 12:58:40
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