18P 「短歌2」より
むさこ

単純に奇声を上げて喜こべる
子等に渇きし心ほぐるる

ねぎらいの言葉を明日はかけるべく
目覚時計の ねじを巻きつつ

奴凧吹かるるさまに幼子が
犬を追い行く 梅雨の晴れ間を

苔庭に緋の絨毯が敷かれてゐて
はたえの君の顔も染まれり


短歌 18P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-06-14 18:37:08
notebook Home 戻る