告白
砂木

ひくく香りは 風の帆を駆け上がり
瞑っているもやの巣の中

はやく運ばないと
息を つのらせてしまうから

どこかに隠れていた
泡の綿帽子が

ささやきを運んでいく


自由詩 告白 Copyright 砂木 2007-06-14 07:16:09
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