「詩を書く時に気をつけようと思うこと」
ふるる

詩を書く時に気をつけようと思うことを、書きます。



私が「詩」を書こうと思い立った瞬間から、その呪縛は現れる。

カッコイイ言葉であらねばならない。
誰かに読まれるためであらねばならない。

確かにそうなんだけど・・・
必要最低限なんだけど・・・(そして、私には必要最低限の技術は未だない)
それだけで終わっちゃあダメと思う。

カッコイイ言葉で、誰もが「うん」「へえ?」というだけでは、それは
私は納得できない。

私は詩は、

全て自分から出る自分のためだけの言葉であらねばならない。
誰かに読まれる以前に、「純粋に」自分に読まれるためであらねばならない。

と思っている。(いや、最近ね)
ちなみに「「純粋に」自分に読まれる」というのは、カッコイイ詩を書いた自分に酔わないで、すごく冷静な目で読むということです。

結局は「ねばならない」なんだけど、先の「ねばならない」
は要するにカッコツケだけだから、カッコツケも大事だけど、本当に心に響くような普遍性はなく、時間が過ぎればただのゴミ。
になるんじゃないか。と思うので。
でもって、本当にがんばって自分の言葉で、自分のために書いたものは、全ての人に通じる何かを得ることができる。それはゴミじゃない。と思うので。

だから、詩を書く時は、なるべくこういう想像をする。

「世界には自分一人だけ。そして明日死ぬ。それでも、詩を書いている状態。」

そんな状態そら恐ろしい。読む人が自分だけなんて、明日死ぬなんて、そんなで何かを作るなんて意味無いし。意味無いしと思いながらも最高の言葉を探すなんて。

でも、そういう気持ちで書かないとダメ。詩というカッコつけの思いこみをまずはずさないとゴミを産み出すだけになってしまう。
と、自分では思っている。誰かのために書く詩がとてもすばらしかったりもするでしょうが、
私の場合は。

そういう目で見れば、今まで自分が書いてきた詩は、ゴミ多し・・・。
書いているうちにやになってきたわ〜。

でも、これからもがんばるつもりです。
私も詩が大好きなので。




散文(批評随筆小説等) 「詩を書く時に気をつけようと思うこと」 Copyright ふるる 2004-05-13 01:01:52
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