おっぱい
大覚アキラ

人生を、

そう、

人生を、
棒に振るような生き方を
しようと思っていた時期があった。

今よりもずっと若かった頃に、
今よりももっと愚かだった頃に。

すべてを、

そう、

自分の持てるすべてを、
一人の女の子のおっぱいのために賭けようと
本気で思っていた時期があった。

あの子の
おっぱいを見るためなら、
あの子の
おっぱいに触れるためなら、
あの子の
おっぱいを舐めるためなら、
人生を、

そう、

人生をすべて賭けてもいい、
そう思っていた時期があった。


自由詩 おっぱい Copyright 大覚アキラ 2007-06-07 09:42:04
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