割れないガラス
ぽえむ君

時代が進み
同時に技術も進歩した
ある日
割れないガラスが作られた
高いところから落としても
ハンマーで強く叩いても
割れることはなかった
値段も普通のガラスよりも安く
大量に生産することもできた
人々はその割れないガラスを
便利だと思うようになった

いつしか人は
物が壊れることを忘れ
物を大切にする心が
割れていった


自由詩 割れないガラス Copyright ぽえむ君 2007-06-06 22:20:00
notebook Home 戻る