紅差し指
小原あき

“三歩下がって付いてゆきます”

いつだって女は
そう思っているの

紅差し指に光る
永遠の絆

永遠なんて
そんな簡単に掴めるものじゃない
わかっている
わかっているから

大切にしたいの

女はね
どんな時だって
その背中があれば
生きてゆけるのよ


並んで手を繋ぐ時代だって
三歩下がって
あなただけに
付いてゆきたいの



自由詩 紅差し指 Copyright 小原あき 2007-06-05 12:38:34
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