風の散歩道
春日野佐秀

風が歩いていきます
夏の薫りを身にまとい
森の上を歩いていきます

風が歩いていきます
雨の匂いをひきつれて
海の上を歩いていきます

時に涙をかわかし
時に私の敵として
時に私の味方として

風が歩いていきます
雲の流れにスピードをつけ
夏へ夏へと歩いていきます


自由詩 風の散歩道 Copyright 春日野佐秀 2004-05-08 22:52:10
notebook Home 戻る