六月 。 
すぬかんながぐつ。 

吾が母の産まれ出でぬる六月に 制服の 子等の 列車に乗る哉な 。  
   
溢れ居る列車に乗りし子等はただ 任天 DS 黙って 興ずる

今朝 部屋で にきび つぶしし 少年の 満員電車で 独り DS

ふと声がするほうみれば賑やかな 赤 碧 黄色の 小學生 たち 。 

ランドセル 替わりに リュックを 背負ってる 今日はお外に 買い物 ですか。

一様に 芽をいだしたる 子等の こと 水棲栽培の芽のごとくに みえり 

花は ただ あきらけく よるに 咲く この 世の 定め 知るかの ように 。 

誰も みな パパままのもとに 生まれ来る 生命の 不可思議 宇宙の 不思議    
気がつけば六月は 花嫁の月流れる時間に 少女は 優しい 

今日も また 百圓ショップを覗きては あれもこれもと買い物 しをり

これからのこと考えて気が付けば 雨が 空より ポツリと 落ちおり 。     
 


短歌 六月 。  Copyright すぬかんながぐつ。  2007-05-24 04:39:05
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