背中のブツブツ
初代ドリンク嬢

お前が何ものだと言うのでここにいるのか




お前は何ものだと言うのでここにいるのか



お前は何ものだと言うのでここにいるのか


                 私は不潔な女です
                 私は不潔な女です
                 私ほど薄汚れた女はおりません
                 だからといって
                 あなたに汚される筋合いはございません

お前の背中のブツブツは

                私には帰るところがあったはずなのに
                背中のブツブツはとれないのです

お前は何ものなのでここにいるのか
お前は何ものだと言う理由でここにいるのか

                わたくしは   わたくしにも帰るところはあったはずなのに
                背中のブツブツはとれないのです

                おっしゃる通りでございます
                おっしゃる通りでございます

                何一つ相違はございません
                私は何ものなのでここにいるのか

                背中のブツブツもr消えない
                薄汚れた女が!

                それでは
                私はどうしたらよろしいのでしょうか?
                もちろん
                お風呂にもはいりました
                あかすりエステにも参りました
                私は不潔な女です
                私ほど不潔な女もこの世に存在はしないでしょう!

お前は何ものなのでここにいるのか

お前は 何 ものだ というので ここにいるのか

                私は確かにここにおります
                不潔女はここにおります
                何ものでもありませんが
                ここにおります

                おっしゃるとおりでございます
                全くその通りでございます

                私は何ものなのでここにいるのでしょうか


       ああ、風が吹く
       ああ、風が吹く
       春の嵐ですね


自由詩 背中のブツブツ Copyright 初代ドリンク嬢 2007-05-17 00:30:54
notebook Home 戻る