絶対の絶対。確定の確定。
箱犬

最近気が付いた事象。




僕が思うに。 これが大前提なのです。忘れないで下さい。



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ある人が言いました。「絶対は存在しないね」

「どんなものでも永遠ではないし、どんな考えも必ず何かに影響される。
 つまり絶対であるということはどんなにすばらしい人間でも保有できない
 ものなんだ。だから”絶対”は存在しないんだよ」


また別の人が言いました。「絶対は存在するね」



「絶対という事象が存在しないのならば、”存在しない”という考え自体も
 存在しなくなる。”存在しない”と言う考えが絶対的に存在しうるからこそ
 ”絶対は存在しない”という考えが成り立つわけだ。それは、それと同時に
 絶対的存在を認めることになる。」

「わかりやすく言えば、君の考えは絶対に正しいと思っているだろう?
 正にそれ!ほら、自分で絶対が存在するといっている事に気が付かないのかい?」



さて、どちらが正しいのでしょうか。どちらが違うのでしょうか。


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わかる人にはわかるのでしょうけども。



前者と後者は全く別のことを
言っているということに気が付いてほしいです。


話のベクトルが違います。


前者は絶対という事象を人が(或いは物が)持ちえるかどうか、という話。
後者は絶対という言葉の”意味”が存在するかどうか、と言う話。

同じことを言っているようで全く別のことを言っているんですよ。
わかりにくいですけどね。


こういう技法を使えば、どんな問題にも批判的なことを言えるように
なったりする事を発見しましたので報告しました。


それを踏まえて。


「りんごとは何か。」の問いに勝手に答えてみますと...

アメリカの人に聞いたらなんていうでしょうか。
「rinngotowananika?」

「What!?」


宇宙人に聞いたらなんていうでしょうか。
「りんごとは何か。」

「パピプペポパポ!?」


りんごとはりんごと認識するために必要な語句であるわけで、
アメリカ人に言うならば「りんご」ではなく「アップル」です。
宇宙言では「ポパパニラプ」です。(←これは嘘です)

りんごがりんごとして存在するには物体の名前が必要です。
存在しないものを食べる事は絶対に出来ません。




さて、あっているような間違っているような…??





こういう話し方を実生活ですると嫌われる。
とりあえずそれだけは覚えておいてくださいな。


散文(批評随筆小説等) 絶対の絶対。確定の確定。 Copyright 箱犬 2007-04-26 07:06:54
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