恋月 ぴの

その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり

あなたの笑顔は。わたしの総てだった

もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひとなら誰でもあることと
友だちになだめられた

それでも

浮気を許せなかった。わたしがいて
幼いあなたを
手放すつもりなんて
なかったのに

抱きしめたい
つよく
もどかしい。手の届かぬところから

あなたの
幸せ
わたし。祈っています




自由詩Copyright 恋月 ぴの 2007-04-17 22:11:04
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