足元
たもつ

エレベーターの中は
どこまでもお花畑でした
見たことのあるような花ばかりだったけれど
すべての名前を言い当てることは出来ませんでした
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じて
中に入ってみると本当に
ああこんなところまで来てしまったのだなあ
と感じました
ボタンを押したその足元では
植木鉢のようなものが
壊れているところでした



自由詩 足元 Copyright たもつ 2007-04-13 22:23:03
notebook Home 戻る