オレオレ詩
馬野ミキ

女の子とはかわいいものだ
かわいがれるうちには可愛がりたい

手に負えなくなったら
秋葉原に行くか、
ひきこもるか、
戦争をおっぱじめるか

目が笑ってない場合どうすればいいのか
東京で
上京してきて、
夢があった。

父性はおやじになり
それはかわいいもので例えばシンクロ率の低いおやじギャグは転じて場の安定を産んだりとか、けれど
大和魂は奈落
琉球やユダヤは 犯されて廻され
絶滅したものもいるし
やっぱ基本的には弱肉強食を忘れてはいけないなと昨今、
ヘルスに行ってもキャバクラに行っても
その子の生活がみえてしまって
俺は
いい子ぶってしまうのか
新しい可能性を見つけたくて見つけられないもどかしさからなのか
店を出てなける。



相手の瞳をみて直感で本当は誰もがその人を分かってしまうけれど
知らないふりをして自己紹介をはじめたり名刺を交換しあうのは
ただの形式や飾りではなく人間のもつやさしさの本能であって
好きな人間など一人もいやしない詩人の俺にとっても
誰しもがその直感によってつまりは一瞬にして全てを理解し一目ぼれをして
世界中の時計を止めたら
100人ぐらいは死んでしまうかも知れない

人間は、時計を信じすぎている
戦争にはセンスがない
リストカットには発想の豊かさがない

基本的にはかわいい詩人の女の子とは全員ヤりたいと思っている
人間になろうとしているので我慢しているのだ
俺の理性はつまり、俺の野生によって日夜鍛えられている
適応能力のある奴らはとてもいい本能を持っている
俺のように不適応な糞はそれを解説するしかない
ボクサーにもシチリアマフィアにもジゴロにもなれなかったから詩人をしている
一瞬でも忍耐を忘れたことがない
きつい。





自由詩 オレオレ詩 Copyright 馬野ミキ 2004-04-28 02:46:11
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