まどろみ
山中 烏流

やたら愛したいと
願った朝に
透き通った
感情が薫って
 
くすぐる
(柔らかい、場所)
 
 
それはきっと
一粒の涙よりも
純粋で
濁りきった
 
色で
(それは、透明に近く)
 
 
 
嗚呼
 
心を
解き放てたら
 
どれだけ
 

なんだろう
 
 
 
抱き締めた
この感情よりも
綺麗で
汚いものを
 
 
私は
 
知らない。


自由詩 まどろみ Copyright 山中 烏流 2007-04-02 00:15:44
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