おつきさまの
うらから、とびでている
あんてなをねじまげて
 
ちきゅうのじゅうりょくから
にげだすじゅんび
 
えいせいきどうから
わくせいきどうへと、のりうつる
そのための
  ....
朝が欠伸をして
太陽を連れてくる頃
夜は目を擦って
6:00の地平に沈んでいく
 
太陽が生まれるずっと前から
月が引っ張られるずっと前から
 
それは、
変わらない奇跡
 
  ....
始まりの色に染め上げられた
空気に浸かって


呼吸を開始しようと
している


まだ
何も始まっちゃいない
いないのに

僕は産声を
上げた気で いる


ここより ....
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
 
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ....
最終進化系として
何不自由ない
生活を手に入れた、生き物は
本来
自由と呼ばれていた自由を
忘れてしまって
 
這いつくばっている
他の生き物を
亡骸へと変えて
それを
自由と呼 ....
ふと
見上げると
 
ゲル状になった空気と
鉛になりそうな空と
にらめっこになった
 
 
僕は向こうの
ビールの看板を見たいのだけれど
そういう訳には
いかないらしい
 
 ....
ほんのりと
朱に染まっている
その
いたずらな頬に
 
ひとつ
キスを落としてみる
 
ふたつ
愛を、囁いて
 
 
夕焼けよりも
濃い
朱が射し始めたら
 
手を繋い ....
撫でないで欲しい
その手で撫でられると
心が
毛羽立ってしまうから

今は少し
そっとしておいて
欲しい

声をかけることも
なるべくなら
控えて


下を向いた途端
ぽ ....
ずぶ濡れになって
一人きり
グラス傾ける
 
昨日今日と
降り続く雨はきっと
あたしのせいね、だなんて
妄想劇
繰り広げて
苦笑い、している
 
 
珈琲は遠慮します
今、温 ....
素敵だなと
思う言葉は、全て
ばいばいをして
脳に帰っていく
 
消えたくはないから
決して
さようならは 告げずに
 
またね、とだけ告げて
帰る 帰る
 
 
伝える事だ ....
久々に口に運んだ
チョココロネは
何年もの年月を経て
味を変えた
 
話を聞くと
どうやら職人さんが
変わってしまったらしい
 
 
今では
チョコを被った
クリーム入りパンに ....
パンプスが響く
深夜の改札で
あたしは一人
足音を弾ませている
 
空も泣きそうな
こんな日には
ビニール傘があるといい
半透明なら尚更
涙を
隠してくれるから
 
 
無人 ....
まだ
幼いままの夢を抱きながら
歩みを続けている
 
床に転がっていた
ガラス玉を指差して
綺麗だと笑っている
 
 
何万年も前
もっと世界が綺麗だった頃も
きっと僕ら
同じ ....
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
 
まだ 空を
侵食している
 
 
その事実を知っていても
 
僕は
何をする訳でもなく
 
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ....
くちびる が
腫れた
 
他に
何の事実も
無いけど
 
赤く
ぽってりと
腫れている
 
 
熟れた
くちびる
 
皮は
剥がれ落ちる
 
 
熱い
くちびる ....
目の前で
人が人を突き放している
突き放した人は
その汚れた手で
また誰かを抱いている
 
偽善の海に
溺れている
 
怠惰の波に
飲まれている
 
*
 
ついさっき
 ....
日だまりに溶けたがった
あの太陽は
たんぽぽの色をたたえながら
まだ空に
浮かんでいる
 
僕はといえば
その日だまりの中で
何にも考えず
ただ
眠っている
 
 
太陽が出 ....
ぼくらのせかいが
うまれた そのとき
 
きみがそこにいて
わらってくれてたら
いい
 
 
ちかくをつきぬけて
まんとるがちひょうをおおっても
 
てをつないでて
それだけで ....
終着駅から
半歩前の所で
君は
手を振っている
 
僕は
その姿を知りながら
振り向きもせず
再出発のベルを
待ち望んでいる
 
 
さようならは
とうに
枯れ果てて
し ....
暗闇に置いてきた
僕は脆く
崩れ落ちて
反響に似た響きで
誰かの声が
木霊している
 
あの街で見掛けた
黄昏時のカフェからの
芳しい香りよりは
(分かりきった事だが)
暗いもの ....
数を重ねる度
不安になっていく
 
応える声は
段々と
失われていって
 
鼓動が
妙な速さを
記録する
 
 
結局は
自己満足を望む
 
私も
不完全な人間で
あ ....
無機質な
声が告げる
 
今日という
一つの時間の死を
抱き締める
 
 
さようならを
伝える 前に
過ぎ去って行く
 
一つの小さな
小さな 死を
抱き締める
 
 ....
一週間前に
吐いた言葉はもう
枯れて
 
愛されたいと叫んだ意味も
最早
分かりはしない
 
 
雨上がり 水溜まり
映る影模様
幾何学的に揺れて
 
意味を探してる
今の ....
母が
「愛してる」、と
言った 父は
 
私を見ながら
「愛してる」、と
言っている
 
 
その私は
貴方に
「愛してる」、と
言って
 
貴方は
悔しいけれど
愛犬 ....
融解温度を
とうに超えて

まだ
爽やかな香りを
装ったまま

2人
抱き合ってる


例えるなら
ベッドは鍋

2人を一つにする

ある一つの
装置


言葉 ....
どんなにはなれていても

そこに
あなたがいれば

わかる
(きがする)


ふれるたび
かんじて

あたしは

あなたを

にんしきできる
(きがする)


 ....
いつか前
君が散りばめた星々は
母を探して
まずは
アンドロメダ星雲
 
旅立っていった
らしい
 
***
 
アンダルシアが言った
さようならの意味は
まだ、解せない
 ....
整形美人で泣ける程
僕らの世界は
まだまだ綺麗で
 
実際問題
汚れてる部分なんて
全てを見れば
無いに等しい
 
 
鏡に
ナニガミエル?
 
(風向きはまだ、向かい風)
 ....
ふつり
途絶えた足跡に
塩を撒いて
皮肉
嘲笑う
 
 
(証明なんて)
 
(出来る筈も、なく)
 
 
消えてしまえば
良いよ
 
それで良いなら
良いよ
 
 ....
やたら愛したいと
願った朝に
透き通った
感情が薫って
 
くすぐる
(柔らかい、場所)
 
 
それはきっと
一粒の涙よりも
純粋で
濁りきった
 
色で
(それは、透 ....
山中 烏流(307)
タイトル カテゴリ Point 日付
うちゅーゆーえい自由詩5*07/4/21 20:09
当たり前、が自由詩3*07/4/21 10:55
「始」自由詩107/4/21 1:57
朝のバス自由詩8*07/4/20 9:21
最終進化系自由詩2*07/4/20 1:01
通学途中自由詩4*07/4/19 8:07
夕焼け、照れ隠し自由詩207/4/19 0:19
うさぎ自由詩607/4/18 9:48
BGMはCoccoで、未詩・独白3*07/4/17 17:22
またね自由詩5*07/4/17 12:19
パン屋にて自由詩407/4/16 19:36
プラットホーム・メランコリィvol.2自由詩2*07/4/16 11:57
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都会の夢自由詩407/4/14 23:28
口唇炎自由詩2*07/4/14 12:37
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日だまりテレパシー自由詩5*07/4/11 23:23
あだむといぶ自由詩107/4/10 23:48
プラットホーム・メランコリィ自由詩107/4/9 0:09
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人間、故に自由詩107/4/7 18:48
1 1 7自由詩207/4/7 0:13
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ばとん自由詩2*07/4/6 1:14
sweets(まぁまれぇど)自由詩307/4/4 2:38
好き嫌い自由詩207/4/4 2:30
アンダルシア自由詩107/4/3 18:41
選択肢自由詩2*07/4/3 2:07
拒絶自由詩107/4/2 13:25
まどろみ自由詩107/4/2 0:15

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