月下咲羅(げっかさくら)   ■古語の宴参加作品■
Rin K

春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
散らばちらなむうつろはぬまに



有明の月に寝さめて君追へど
落花の雪にあとかたもなし



花も世も千々につれなくあだなれど
またきく春をたれかうらみむ





短歌 月下咲羅(げっかさくら)   ■古語の宴参加作品■ Copyright Rin K 2007-03-22 00:29:04
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
古語の宴