「 お魚くわえたサザエさん。 」
PULL.
タマは見ていた!。
磯野家の秘密はニャー…。
テトロドトキシン痺れてしゃべれニャイ。
あれだあの髪だ!。゚‥・ ‥。.
あれがぼくの未来……‥・゚。・゚。・゚。・。
。・*:゚。・*:・゚。・*:゚。・*:・゚。・*:゚。・*:・゚・‥……。
カツオの絶望は海より深い。
不穏な視線を感じつつも、
鰹の叩きを食べる、
波平であった。
右手が愛人“マス”オさん深くは訊かずにティッシュをあげてね。
「あたい。」
そう言っていたあの頃のきみ。
こっちでは、
優等生なんだね。
「サザエでございまぁーす。」
広げた足の奥には、
サザエの開き、
ぱっくり。
波打つフネに堪らず波平は出航した。
フネは、
まだ止まらない。
ふたりの横を魚をくわえたサザエが裸体で駈けてくんがんぐ。
それを追い掛ける養子のマスオの右手には白く汚れたティッシュ。
ああ嗤ってる。
タラちゃん嗤ってる。
「だってもう嗤うしかないでしゅ。」
因みにマスオさんは養子ではありませんでも愛人は右手です。
誰か知っているか磯野家の隣人たちのその後の消息を。
伊佐坂浜伊佐坂まるで巧妙なアリバイ工作ではないか。
「ここほれわんわん。」
浜さんちのジュリーは吼えた。
数日後ミツコは…。
「今日もいい天気。」
カツオの日記にはそう記される。
磯野家の平穏。
了。