食えない奴らの来世はサボテン
アハウ

朝の目覚め
夕の眠り

毎日 毎時
小さな『死』を繰り返す

潮が満ち 
そして 今
引いてゆく

裸で生まれ 裸で死んでゆく

なあ 君よ!
この世でのカルマ(行為)が
来世の自身のポジションに繋がると
声を大にして 叫ぶよ

権勢 呪詛 意地悪 悪意
君の地位を保身するための 画策

全て 全て 君自身が 一番 知っている!
生命の在りようは
きっと それを 無視できない

僕らは 黄金に輝く 思い出と共に
この世を 一度 去る
そしてまた 人間さ
平凡で 暖かな 家庭 
また サラリーマンの子供かな?

君ら 権勢の保身者よ
そんな とりすまさなくても いいだろう
もう お里は 皆 知っている

銀座で 高級酒?
京都で 舞妓とドンチャン !は!

君らの 来世は 
大いなる リーンカネイションの余地の無い 辺境

テキサスあたりのサボテンだ
もう二度と 人間など おこがましかろう
もう二度と 他のものに 成ることの ない

砂漠のサボテン

時々
彼らが 術のかかり ぐわいを 観察に・・・
荒涼として 砂塵の 道


自由詩 食えない奴らの来世はサボテン Copyright アハウ 2007-03-13 17:25:21
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