空っぽの頭の中
ぽえむ君

空っぽになったぼくの頭の中は
乾いた風しか吹いていなかった
それでも
どこからか歌が聞こえる
初めて耳にするそのメロディーは
どこか懐かしかった
空っぽの頭の中は
それだけで十分だった

ふと思い出す
どこかの空の下に夢があることを

ひやりとした風が
ぼくの頭の中を吹き抜けてゆく
何か大切なものも
一緒だったような気がする
けれども
頭の中は空っぽだった


自由詩 空っぽの頭の中 Copyright ぽえむ君 2007-03-03 10:10:50
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