遠雷
大覚アキラ

岬の先っぽで
昼と夜が混ざり合う
感じやすいところをめがけて
長い長い
立ちしょんべんを放つ
すると
前触れもなく
水平線の辺りに稲妻が走って
映画みたいで
わけもなく泣けた

そういえば
もうすぐ冬も終わる


自由詩 遠雷 Copyright 大覚アキラ 2007-03-01 19:56:16
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