右回りの時計の法則
こめ

今から進む時間の中

時計の針は常に右回りでまわりつずける

嘘ついて傷ついた僕の肉体は

ボロボロになって間接がギシギシと

不気味な機会音と共に鈍く動く

ヒカリの柱は天まで届かずとだえさる

奇跡と呼ばれる全てのことが

僕にはとうてい思えなかった

感動を押し込めて

僕はまたアイスバーンの道を

何回も転けながら進んでいった

人間だから血が出て人間だから涙が出る

そんな当たり前なことが僕には羨ましかった

世界の中心は今音をたて

無惨にも崩れ落ちる

原因不明の台風が世界を覆って

空はヒメのメををはばからず大量の雨という涙を

地球という球体のボールにひたすら落としていった

どこかで泣いている赤ん坊の声は

悪魔の幻想曲のように聞こえ

急いで耳を塞いだ

塞いだ穴からこぼれ落ちるボイスの

輝石を針でつなぎ止める

そろそろ行く時間かな??

時計は常に右回りの法則に従って回っている


自由詩 右回りの時計の法則 Copyright こめ 2007-02-17 23:48:49
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