宇宙
ぽえむ君

玄関のドアーを開けると
宇宙が立っていた
寒そうにしていたので
中に入れてあげることにした
宇宙は喜んで
宙返りをしながら
家の中を転がって入った
飲み物を用意している間
宇宙はバナナをテーブルに置いて
一つ一つ星々に配っていた
全員に配り終えると
昔は話を話し始め
それはとてつもなく長かった
宇宙もそれに気づいたのか
話を法則について語りだした
いたって単純な話ばかりだったが
面白い内容ばかりだった
話は尽きなかったが
宇宙は何やら用を思い出したらしく
急いで帰ると言い出した
玄関まで見送ると
朝の青空がとてもまぶしかった


自由詩 宇宙 Copyright ぽえむ君 2007-02-17 08:29:50
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