夕暮れ変更線
umineko

夕暮れの約束は
ほとんどが嘘で
たとえば

じゃあまたねって
手を振る人と
再び
逢えたためしがない

悲しいメロディが
そらを覆う頃
私は
いつもひとりぼっちだ

夜を
抱き合ったとしても
また
夕暮れが訪れて

その場所を越えると
みんなみんないってしまう

枯葉をひきよせて
小さな蓑を身にまとう
それが

ことばだったり
孤独だったり

公園を遊ぶ
子供らの笑い声

私は歩き出す
 

 
 
 


自由詩 夕暮れ変更線 Copyright umineko 2007-01-28 23:48:56
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