なんでもうたおう
ふぁんバーバー

雨の日は雨のうたを
ころんだらころんだうたを
おきあがったらおきあがったうたを
うたおう

晴れたら晴れ晴れとしたうたを
お掃除したらお掃除のうたを
逢いたくなったら逢いたいってうたを
うたおう

踊る街にとびだして
屋根も雲も吹き飛ばし
この世にうたえないものなんか
ひとつもないと
思う日は
すてき

ひとりのへやにうつむいて
お布団も枕もしずみこみ
この世にうたえるものなんか
ひとつもないと
思う日も
あるけれど

曇ったらくもりのうたを
わからないことはわからないって
こたえなんかいつもなくていいんだって
うたおう

大きな声で
胸を張って
虹のように
うたおう







自由詩 なんでもうたおう Copyright ふぁんバーバー 2007-01-27 17:20:22
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