寒さは
佩慈の工人

指の磨り減る夢の中に 
のび続ける空
皺寄る滴る色の 落ち続けるにおいが
まだする まだする 短い指をふる
空が包む身体からは何かが出て行かないので
遠い壁の高さまで吊り上げられても いかれません


自由詩 寒さは Copyright 佩慈の工人 2007-01-25 20:10:37
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