夜蒼幻想
彌月

蒼く染まった心が ね
時々紅く点滅して ね

泣きじゃくる

幼い子供のように
わけもなく

夜の帳の中で ね
あなたが抱きしめてくれて ね

点滅した赤が ね
ゆっくり蒼に戻って ね

そうして私はまた ね

自分の哀しみを

押し殺す


自由詩 夜蒼幻想 Copyright 彌月 2007-01-23 08:37:35
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