降りそそいだ
たたたろろろろ

中空から
はじきとばされた時間は
      ( 降りそそいだ。。。)
ジェリービーンズで
ベランダにこつこつと不時着する


誰にもどこにも
選ばれなかった世界が閉じ込められていて
口に含むと終わりのような
甘さがひろがるけれど
それは確かに誕生の味 
( かんじて るんだ )( 奥のほう )



   赤、緑、黄、オレンジ、青
   毒のように輝け  ねむれる ひかり
   からだのなか ゆるゆる うねって
   ひろがる 歌 きこえて 降りそそいだ
   次元がひとつひらける 歌 
   もうひとつ世界が必要だ 不定形の
   アドリヴが気持ちよくって 歌 うた



浮かぶような気持ちと、刺すような瞳で
降りそそがれたなかのひとつを
大事になめたらいい
目をくあ、とひろげて噛み砕いたっていい


あとはポケットに入れておいて、またいつでも
もっとひらいて、降りそそがせて
嘘みたいにとびはねたりするんだ

 
          ( ばらまきなが。。ら )



 


自由詩 降りそそいだ Copyright たたたろろろろ 2007-01-15 10:31:00
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