死体
チアーヌ

あきらめたように
あなたは
横たわった
目を見開いたまま

この世の最後に
見つめる風景は
あなたの愛した場所かしら
それとも

思うほど
劇的な何かが
あったわけではなくて
現実はいつも
恐ろしいほど
つまらなくて
だから
怖い

コンビニは24時間明るい
とても明るい
たくさんの蛍光灯が
昼も
夜も

無言でレジにたくさんのものを置く
食べなくちゃ
食べなくちゃ

わたしはもう誰ともお話なんかしないの
もう二度と


自由詩 死体 Copyright チアーヌ 2007-01-11 23:50:07
notebook Home 戻る  過去 未来