インターネットの閉鎖性 2/いとう
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 窪ワタル 
- まほし 
- 岡部淳太郎 
- 前田ふむふむ 
ネット詩が、閉鎖的な場に置かれているのは、詩壇といわれる
世界と結びついていないからですね。でも、あちらも閉鎖的ですが。簡単な話が、
杉本真維子さんのように、優れた詩人が、向うから、
ドンドンと関わってもらえるように、なることが必要でしょうか。
そうなれば、状況は変わると思います。
でも、彼らの多くは、ネット詩は、ろくでもないな詩ばかりだと、思っているのが本音でしょうか。それでも、良く見ると、ネット詩にも、優れた詩がたくさんあるのです。それが埋もれてゆくのがもったいないです。
そして、ネット詩人のほうも、紙で評価されると、最終的にネット
を、捨ててほとんどの詩人がネットを省みない。例外的な人はいますが。彼らがいつまでも、ネットにとどまっていれば、状況はだいぶ違っているでしょうが。例えば、丁度この前、紙で認めらつつある優れた詩人が、現Fを去りました。かなしい限りです。これは、紙のように、ネットでは実力どおりの正当な評価がされなかったからでしょうか。(−−)

- 伊藤透雪 
- 焼石二水 
- たりぽん(大理 奔) 
- 石瀬琳々 
色んな意味で考えさせられました。
- Yousuke 
自分のサイトでの、今後の方向性に大きな参考になりました。
新たな道はどこかで拓けるものと信じています。
- みつべえ 
- ふるる 
ネット詩に関わっている人にありがちな面がよく書かれていると思いました。

価値観が多様化している今、閉じて他を排除し続けていたら苦しいばっかりだと思います。
「進歩はないに等しい」これこそが、これからの価値観だと思います。
「進歩してるぅ」なんて、本当は誰にも判断できないし。
「自分なりの進歩」が好きで楽しい人はそれ目指してがんばればいいし。進歩なんかより、「より幸せで楽しい」方に、行きたい人はいけばいいし。。

- 銀猫 
- 木葉 揺 
- tonpekep 
- 若原光彦 
 雑誌掲載を前提としたエッセイであったこともあるんでしょうが、A氏に仮託しているぶん、どこまでが「いとうさんの認識」なのか、どこまでが「話をわかりやすくするための極論」なのか、霞がかっていると感じました。何について問題提起しているものなのか、いや、指摘も問題提起もなく、ただバッドエンドの一例を示して見せただけなのか。エッセイとしては読みやすいですが、創文の意図はわかりづらくなっています。
 また(これは「個人によってはネット詩は合わないよ」なんてことを述べた文章ではなく、ネット詩全体が持つ構造的な欠点を指摘したものだと思うのですが)、A氏に対してB氏やC氏やD氏も語りうるわけで、この文章の書き方に実直な反応をすると「けっきょく人それぞれでしょう」という凡庸な結論に至ってしまいがちだとも思います。

 私は「ネットの並列さ(外部へ通じるほどは突出しにくい、紙媒体で展開されてきた日本の戦後詩と交流が少ない、等)」を示した文章と感じ取りましたが、それも間違っているかもしれません。いとうさんのスタンスはなんとなく掴んでいるつもりですが、このエッセイには続編か補記がほしい気もします。
- 結彩 
- 石田 圭太 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- リヅ
詩に限らず、自分の欲しいと思った情報・知識しか手に入らないのはインターネットの欠点ですよね。
無駄がなさすぎるというか。
道具は道具だということを忘れないようにしようと思います。
- ダーザイン
 僕も、ワイヤードってのは意外と狭いものだよと、警句として、語ることがあるのだが、ワイヤードの外が酷すぎて実行力を持たない言葉になることがある。活字詩というジャンルでは。
 3年前の文章だから、今とは状況が違い、例えば「狼-文学極道特集号」は、活字詩誌ではありえない速度で売りさばけ、蓄積しつつ新たなものを迎える場として、質も担保する場として、文学極道などのサイトがある。閉じていることを指摘されなきゃならないのは老人達の方だ。いとうさんもすっかり老害になったな。笑。有名詩人読んでいないのと、有名前衛アニメ見ていないのと、どっちが現代文学の可能性を担いうると思う。日本でも6歳以上の64パーセントがネットに接続している。繋がっていないのは、演歌とか、活字詩人とか、消え行く者たち。ここのレスで語るのももったいないので、気力と時間のある時に、反論徹底侮辱罵倒レスを上げておきます。
- 光冨郁也
いい資料として参考にさせていただきます。これはどこかで読んだので、たぶんいとうさんのサイトだったのでしょう。

状況はすこしずつ変えていけるものだと思いますし。

(もっともわたしはネットとか活字媒体とかで、詩や詩人を区分しませんが)
 
作者より:
初出:インターネット時評(詩と思想2003年11月号)



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