人妻温泉旅館/atsuchan69
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- りつ 
なぜ、そんなに寂しいのですか?
- 花野誉 
題名にドキリとして、
惹き込まれて読みました。
映像が浮かび、温度や、匂いまで感じながら、読ませていただきました。

- 洗貝新 

読んでみました。
人妻温泉旅館。とのことだが、民宿でもない、旦那が遠洋船の船乗りで長く家を空けているだけという設定である。
これを本格的な小説として読むならば、旦那と女房の関係。
そして娘のことも全然書き足りてはいないが、そう感じさせてくれるのも話しに引き込まれるからだろう。
概要としてはよく書けていると思う。
メバル、アジ、カワハギ、外道釣りでんなこの主人公は。
というのは置いといても、
一晩宿の代わりをさせてもらうだけで、二千円?いや、二枚とは二万円?
ちょっと高すぎやしませんか、旦那様。
田舎町で宿代わりならばせいぜい一枚で充分。
二枚も手渡すとは、貰う相手も気が引けるはず。
~この人、わたしのことを、あるいは、何か下心が~と女にしてみれば思うはずで、
そもそも女のほうにもある程度その気がなければいま会ったばかりの男を泊めたりはしないだろう。
まさに人妻温泉旅館。アダルトで隠微な世界観だ。
にしては何度か通うことになるのに~(そやけどどうしてこんなところに通うてくるんやろうね)~
こんな台詞を女の口から吐き出すのは今頃になっておかしいとは思いませんか?
わたしならば二度目の再会で確実に肉体関係にはなっているだろう。
アダルトな男と女の関係とはそういうものだ。
ただ鬱陶しいのは娘の子と遠洋船から旦那がいつ戻ってくるのか、ということがお互いに心配になってくる。
というのも、主人公は妻帯者なのか、独身であるのか、肝心なことが抜け落ちてますね。
この状況で物語はもっと複雑に展開していくはずなのです。
そして最終章?
記憶の褥。
褥を持ってくるのならば、一度は女を抱くべきだろう。
いや、女も抱かれなければ、この褥は却って不自然で意味の薄い記憶でしか残らなくなる。
作者はこのことを畏れずに書き込んで欲しかった。
~幸子の肩に手をふれると二人のはげしい吐息が重なり合った。わたしは幸子の火照った頬にやさしく唇を押しあてていた。~なんちゃって。
セックス描写はなくても、酔った勢いで手を握りあい肌身を相手に委ねてしまう女。
そして~その恥らいあう二人が見せるシーンくらいは欲しかった。
アダルト温泉旅館なのだった。  失礼。


は? 一応散文小説スタイルでしょう?
作者だけがわかってとーすんの?


ははは。雨月物語か。わからないよ。
えらくアダルトなタイトルをもってくるな、と思ったらそういうことか。
怪奇を想像して読めってことね。なら、一読でそれとなくメタメタに匂わせてほしいところがありますよ。たとえノンフィクションにしてもフィクションにしてもさ。僕のようなスケベ爺は人妻温泉と読んだだけで性行為と結びつけてしまうのよ。



---2025/09/19 16:42追記---

---2025/09/19 23:18追記---

---2025/09/19 23:26追記---
- 唐草フウ 
大人だからこそ動かせない、手に入らないもの
いつまでも美しいままでいられる思い出と引き換えに
暮らしていくんだな、と思うところがありました。
スルスル読めて良かったです。
-  
- ひだかたけし 
貴方の以前云っていた自動書記的手法、
この作品では、その無意識的筆記過程を
更に意識化しようとしている意志そのもの、

ざっと雑感なのですが、その事を感じ入りまする。◯√ゝ
---2025/09/19 23:11追記---
- 田中宏輔2 
- おまる 
- リリー 
とても読みやすかったです。
アダルトな純愛で味わい深い短編ですね。素敵!^^
- 山人 
美文ですね
- そらの珊瑚 
- 夏井椋也 
- 鏡文志 
- ryinx 
 
作者より:
りつさん、ポイントをありがとうございます。
コメントもありがとうございます。

花野誉さん、ポイントをありがとうございます。 
> 題名にドキリとして、
> 惹き込まれて読みました。
> 映像が浮かび、温度や、匂いまで感じながら、読ませていただきました。

きっと、詩と小説というのは、土砂降りの雨が降り、暴風が吹き、落雷が鳴り響き、感情を盛り上げるために様々な香りまでする絵のない4D漫画だと思います。 (*´∀`*)

洗貝新さん、ポイントをありがとうございます。

唐草フウさん、ポイントをありがとうございます。 
> 大人だからこそ動かせない、手に入らないもの
> いつまでも美しいままでいられる思い出と引き換えに
> 暮らしていくんだな、と思うところがありました。
> スルスル読めて良かったです。

感想をお寄せいただき、本当にありがとうございます。
「大人だからこそ動かせない、手に入らないもの」――まさにそこを描きたいと思っていたので、その部分を受け取っていただけて胸が熱くなりました。

美しいまま残る思い出と、日々を生きる現実。そのはざまで揺れる気持ちを物語に託したつもりです。
「スルスル読めた」とおっしゃっていただけたのも嬉しく、言葉を尽くさずとも伝わる部分があったのだと励まされました。

温かいお言葉を本当にありがとうございました。

海さん、ポイントをありがとうございます。 
ひだかたけしさん、ポイントをありがとうございます。 
> 貴方の以前云っていた自動書記的手法、
> この作品では、その無意識的筆記過程を
> 更に意識化しようとしている意志そのもの、

> ざっと雑感なのですが、その事を感じ入りまする。◯√ゝ

◯、この作品は、過去に詩として書いたものを散文にしたものです。
https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=176237&filter=usr&from=listdoc.php%3Fstart%3D240%26hid%3D3075

田中宏輔2さん、ポイントをありがとうございます。
おまるさん、ポイントをありがとうございます。
リリーさん、ポイントをありがとうございます。
>とても読みやすかったです。
>アダルトな純愛で味わい深い短編ですね。素敵!^^

読みやすさバンザイ! さいきんは「詩も小説も漫画であるべき」論を信奉しています、、
山人さん、ポイントをありがとうございます。 
>美文ですね

そのように仰っていただき、ありがとうございます。
ええと、ボクはそれでも、どちらかといえば、あんごみたいな悪文が好みです、、
あまりインスタ映えしない、泥のついた文体に憧れます。
そらの珊瑚さん、ポイントをありがとうございます。
夏井椋也さん、ポイントをありがとうございます。
鏡文志さん、ポイントをありがとうございます。
ryinxさん、ポイントをありがとうございます。 



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洗貝新さん、コメントをありがとうございます。
なるほど~。皆まで書かないと、ちがう読み方をされてしまうわけですね。
たとえば、映画「もののけ姫」でもサンとアシタカのそーゆーシーンはナインです。
でも、ふたりは、もォーどうしようもないくらい深く繋がっている。
ただ、ボクの場合は一応、判るよーに書いてはいるつもりです。
えーと、ワザと主人公の妻を出さないのとか‥‥これ書いちゃうとイカンのですよ。
とか、皆まで言うと作品がヘタっちゃうんで。このへんで、、
---2025/09/19 17:50追記---
もう一度、注意深く読んでいただければ、ご理解いただけるかと、、
---2025/09/20 07:14追記---
お読みいただき、また丁寧にご指摘くださり本当にありがとうございます。

ご指摘の「肉体関係」についてですが、作中ではあえて直接的には描かず、夢の中に滲むような気配として表現しました。
「その夜、私は客間に布団を敷いてもらい、波の音を聞きながら眠りについた。薄い襖の向こうに、人の気配があった。やがて夢の波間に、柔らかな乳房と唇が浮かんでは沈み、まぶたの裏に残り続けた」
――この描写に込めたのは、現実と夢の境が曖昧になるような、抑制された関係の暗示です。

また、幾度となくこの家に足を運ぶこと、そして毎回二万円を手渡していることも、「ただの宿代」ではなく、互いに言葉にできないものの象徴です。常識的に金額が少し高すぎるからこそ、その重みや後ろめたさを読者に感じてもらえるのではないかと思いました。

そしてタイトルの「人妻温泉旅館」ですが、これはまさに「世間がふたりの関係をどう見るか」を表しています。主人公自身にとっては、決して「エロ」を全面に出せるものではなく、むしろ遥や七海の名誉を守るためにも、表向きは「釣り」「旅」「逃避」として描かれるしかない。そこにあえて挑発的なタイトルを付けることで、現実と視線のズレを読者に意識してもらいたいと考えました。

頂いたご意見は、まさに核心を突いていて、私自身も「もっと露骨に描くのか、それとも余白を残すのか」で大いに迷ったところでした。読んでくださる方の想像の中に、余白がきちんと広がっていれば幸いです。
















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