以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- - 本田憲嵩
- - atsuchan69
- - リつ
- - sonano
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- - 菊西 夕座
- 黒に真価を発揮させているような点が個人的には好みなのですが、それはあくまでも黒のマイナス面に光を当てるという意味においてであるのに対し、この作品では「私の目が黒いうちは」といった黒さにあるような、もっと肯定的な黒を感じさせもするので、興味深いです。
レプリカしか映さない私の瞳も、「あなたの瞳」を通して(に映して)見れば、その黒さが初めて見る、どこにも見たことのない、唯一無二の存在として感じられる、そんなふうに読めるのですが。
あとは「花」と昇華の「華」の使い分けに、複製品とオリジナルの違いを予感させ、「わたしの小さな特別な/儚い日々を」どうにか「華」にしようと願うわけですが、「わたしの燃ゆる夕焼けを/灯していった あの人」でさえ、黒に沈もうとしている、しかしその黒い瞳が、どうにか「わたし」に唯一無二のものを手渡してくれる、それによって「わたし」は辛うじて黄昏のなかでふたたび燃え立つことができる、そのような灯火は感じられるわけです。
下敷きにしている世界が徹底して頼りないがために、かえって燃える立つ思いが強固になっていると思いました。
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